わが悲しき娼婦たちの思い出 ガルシア=マルケス
G・ガルシア=マルケス著 木村榮一訳 わが悲しき娼婦たちの思い出 新潮社 2006
ガルシアマルケス77歳時の小説です。すでにさまざまな書評に取り上げられているので、ここで私なんかが筋を説明することもありませんが、猫が大切なパートを担っているということをお伝えしておきます。
ラストシーンでも、91歳の誕生日を迎える主人公にまとわりつく猫の尻尾の感触が、主人公の幸福感を象徴しています。わかるなー、猫が尻尾をピンと立てて、スリスリとこちらの立っている脚を縫うように身体や尻尾を押し付けてくる、あの感じ。
すべてがまろやかなオレンジ色の輝きにつつまれて終わります。その先は考えないでよいのです。
さて明日、12月19日、このガルシア=マルケス全集第3段、百年の孤独が発売です。ふうっ。


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